久野 真/Kuno Shin
久野真は名古屋を拠点に活動。鉄、鉛、ステンレスなどの金属による絵画を多く制作した。
1950年代は石膏による抽象画を描いていたが、60年代ごろ金属へと素材を変え、今までの作品のイメージを一変させ大胆でかつ繊細な作品を作り上げ、新しい絵画表現の可能性を窺わせるとして、注目を浴びた。
60年代から70年代にかけて海外での個展や招待出品画活発となり、ニューヨークにて研究滞在する。帰国後、ステンシル・スチールを使用した作品を発表。立体性を意識しながらも平面に回帰させる独自の世界観を確立させた。
作品名:アルミとアクリルによる作品
サイズ:59×44cm(1968年 ミックストメディア)
価格:200,000円