服部 峻昇/Hattori Shunsho
京漆芸を牽引した存在である服部峻昇。伝統的な技法に留まらず、貝や玉虫の翅の輝きを生かした、現代の生活空間を彩る独創的な作品を発表し続けた。
服部は「美意識」と「形」、「装飾の融合」を最も大切にしてきた。草花文様と幾何学文様、直線と曲線といった意匠の自在な組み合わせ、さらに漆を塗り重ねて盛り上げる「高蒔絵」、錫などの金属の型を貼る「平脱」「螺鈿」「象嵌」など、多種多様な技を駆使して造形と一体化させることで、煌びやかな万華鏡のような「美」を創出した。
作品名:織貝飾箱 純陽
サイズ:H10.5×16.5×16.5cm(共箱)
価格:ASK