堀尾 貞治/Horio Sadaharu
堀尾貞治は、兵庫県神戸市生まれの美術家である。三菱重工業神戸造船所に勤めながら美術活動を行う。1966年、吉原治良の目に留まり、具体美術協会に入会。具体美術協会の解散まで活動した。
1985年から「あたりまえのこと」というテーマで制作を始める。1998年に定年を迎えた以降は、年間100回以上の頻度で個展やグループ展、パフォーマンスなどを行う。
「あたりまえ」すぎて意識にのぼらない「空気」という存在を、美術の力で可視化しようとする試みは堀尾の作品に共通するバックボーンとなっている。堀尾は生涯をかけて、「あたりまえ」を通じて「美術とは何か?」を問いかけ続けた。
作品名:静(書)
サイズ:125×66cm(2011年 紙に墨 軸装)
価格:500,000円