見附 正康/Mitsuke Masayasu
見附正康は、陶芸家である。九谷焼のトップランナーである福島武山に師事した。九谷焼の伝統的な赤絵細密画の技法を使い、古典的赤絵をモダンで現代的な作品に変えた第一人者である。
下色を白に焼いた九谷に、赤で繊細かつ流麗な模様を描く。その繊細さには誰もが驚く。赤と白というシンプルな配色にも関わらず、力強く描かれた赤の世界は圧巻である。
彼の作品は、石川県立美術館、金沢21世紀美術館、兵庫陶芸美術館、東京国立近代美術館など、多数の美術館にコレクションされている。古典的な九谷赤絵を新しいデザイン的な作品へと一変させ、新たなステージへと押し上げた第一人者としての功績はあまりにも大きい。今では作品が入手困難となっており、人気の高い作家の一人である。
作品名:赤絵細描花紋香合
サイズ:H4.5×D5.5cm
価格:ASK