川俣 正/Kawamata Tadashi
川俣正は、北海道三笠市生まれ。1982年ヴェネチア・ビエンナーレに参加して以来、世界各国で活躍する。
彼の作り出すものは、制作プロセスや空間そのものが作品になる。ワーク・イン・プログレスと呼ばれるプロジェクトを組み、現地で制作される事が多く、公共空間に材木を張り巡らせるなど大規模であるのが特徴だ。
展示空間を含めて作品とみなす手法「インスタレーション」をいち早く取り入れ、廃材を仮設させ建造物や廃墟など周囲の環境と積極的に関係し、その意味を引き出したり異化したりする作品で高い評価を受けた。2006年以降は活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等美術学院の教授職に就いた。
現在はアーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開し、分野を芸術だけに問わず、歴史学や社会学、医療などにまで及ぶ。近年は個別作品の人気も高まってきている。
作品名:Ecole des Beaux Arts Aix en Provence (A-1)
サイズ:98×118cm(1987年 紙にダンボール、アクリル、鉛筆)
価格:ASK